個性的な将棋映画のキャラクターといえば

映画「3月のライオン」で一番

衝撃的だったのは二海堂さんです。

ラストに感動しながら

すごかったなあ。特に、二海堂の役の人の演技が素晴らしかった。最後の熱演には感動したなあ

と涙でエンドロールを観て

え、えええええ?!

と目をこする

あの太った愛されキャラを演じていたのは…

涙のせいで雲って視えたのだろうかと後から確かめたが間違いない。

二海堂晴信=染谷将太

とあります。

ショックで口が利けませんでした。。。

まさに隠し玉。サプライズ人事でしょう!

あの「ヒミズ」「WOOD JOB!」や「寄生獣」、などの映画の主演を務めた実力派イケメン俳優の染谷将太さんが…

染谷将太さん演じた二海堂の似顔絵

染谷将太
美少年の売り出し中の役者の染谷くん
映画「3月のライオン」の二海堂晴信役はあの美少年
ぽっちゃりキャラの将棋さしの少年の中はあの人

「3月のライオン」にとって二階堂は重要な役です。主人公 桐山零の心の友 戦友

しかし、ありえないほどのヌイグルミキャラ…

特殊メイクでの大変身だと。

「3月のライオン」二海堂役は染谷将太!特殊メイクで“ムッチリ”

元の面影がない…しかし、よく見れば濃いあの目がまさに染谷さん…ww

主人公のライバルでもあり親友でもある重要な役どころ

今となれば、何故このキャストなのかわかります。

二階堂はただの個性的なデブキャラではないのです!

存在感のある染谷将太さんを二階堂に起用したのは僥倖(ぎょうこう)!

キャストは演技派の染谷さんでなくてはならなかった。

誰もがひと目見て実在の棋士がモデルであると知る二階堂です。もちろんモデルは

夭逝した天才棋士 村山聖さん

ワンシーズン前には松山ケンイチさんが村山さんの映画の

主演をしてブルーリボン賞も受賞しています。

聖の青春

この「聖の青春」はドキュメンタリー、

一方「3月のライオン」コミックが原作です。

しかし、そこは原作以上のクオリティを目指す大友監督

彼の世界観が所詮コミックであるという仕上げをするのは決して許さない、

矜持があった。

松ケンのクオリティに負けない そして実在の棋士 村山さんへの例えようもない尊敬の念が

この染谷将太さんの起用、演技の迫力に結びついたのでしょう。

孤独な闘いの一生を過ごすプロ棋士たち

プロ棋士は若い時から孤独を強いられ、友人も少なく、普通の青春を謳歌することもなく厳しい世界に入ります。その様子が「3月のライオン」にも描かれています。

さらには村山聖さんは、生まれつきの病があり、そのせいでの体調不全(肥満は病気のため)に苦しみます。しかし、あの羽生善治のライバルと言わしめた実力。

駆け抜けた青春と一途な生き方。

マンガの二階堂は癒しのゆるキャラのような立ち位置とはいえ、

この村山さんと同じ燃える情熱を爆発して主人公に迫ります。

零、おまえはそんなもんじゃないだろう!それがおまえの将棋なのか!

と。

この「3月のライオン」前編、病をおして、友を応援する姿には感涙し、励まされずにはいられません。

そうか、染谷将太さんだったのかあ。。。。。。