オンナは土俵にオトコは厨房に入るべからず?
更新にまた間が空いてしまいました。
その間にオンナは相撲の土俵に入るべきかいなかという問題が持ち上がっていました。もちろん相撲は宗教的な側面もある(らしい)ので各人の価値観に善悪を断じてはいけません。しかしあの報道で時が止まっているのかとビックリした人も多いのではないでしょうか。自分たちは神聖で特殊な世界だからと自称する人たちには価値観を時代に合わせて変えるのが難しいのです。
そういえば
男子厨房に入らず
という言葉もありました。家庭科の授業で男女変わらず料理をする現在ではまさに「死語」です。が、私が幼少時には保守的な年配者からそういう言葉が時々聞こえたものです。
厨房に入らず、の言葉の起源は不明ですが、やはり台所には「神様」がいて云々、というところから来ているようです。
白川神道の「男子厨房に入らず」について:宮司の論文:So-netブログ
トイレにも神様がいるらしいし、日本は神様が八百万いますからね。8,000,000人もいれば性格の悪い卑屈で威張った神様もいるんでしょう。
今や女が主婦になろうと男が主婦になろうが、二人とも働こうが働かなかろうが(?)夫婦が一緒に台所など家事で協力していかないと子育てや家庭が維持できない時代です。
高度成長期の仕事一辺倒で家事を何もしない威張った父親と滅私奉公的に尽くす妻、という従来の家庭像では立ち行かないのが現在。
人生100年時代の老後生活にも関わります。今では高齢者の男性も教室に通ったり妻に教わりながら家事や料理をします。私の80代後半の舅も上手にパスタを作りますよ。
厨房に入りまくる主夫役の似顔絵
さて、時代の最先端をいくの専業主夫のお父さん
アシガールの古舘寛治さんの似顔絵です。
あまり登場しない唯ちゃんの平成のお父さん、お母さんですが、個性的な存在感があり慧眼でしたね!
美味しそう!蓮根の料理
このお父さんの作る得意料理が
「レンコンの挟み揚げ」
というもので、しつこいくらい何度も登場し、料理はタイムスリップして戦国時代にまで飛びました。
レンコンは栄養価が高く、毎日食していると、今問題の花粉症にも非常に良く効くそうな。料理名の通り、蓮根を薄切りにして、間にミンチを挟んで揚げるもの。
若君も「あれは大層おいしい」と大のお気に入りで
ドラマで登場しているのを観ていたら、食べたくなってクックパッドで調べて作りましたね。
作ってみたら、簡単そうに見えてこれが結構手間のかかる料理。(私が本来料理がドヘタというのもありますが(笑))レンコンの間にミンチを入れて粉をはたいて揚げるなど、シンプルな割には手間暇かけて丁寧に作らないと失敗しそうになります。
でも揚げたてをワ~っとビールと一緒に食べるとたまりません。美味しいです。洋食のような和食のような家庭料理。
皆が知っている料理ですが、カレーでもチャーハンでもなく、これをドラマに登場させた脚本家のセンスが光りますね。
ボリューミーで美味しい。材料費も安い。
このお父さんの愛情からくる思いやりと細やかさがとても感じられるステキなメニューです。