努力できるかどうかは脳による

今週の週刊モーニングの「ドラゴン桜」は

人間には「努力できる脳」と「できない脳」がある

という衝撃の話でした。

脳のその性質は、先天性のものであり、根性とかでは何ともできないんだそうな。

ギャー!

なんて恐ろしい定義。その新説は認めたくないがなんか、分かるわ!

話の中では、ある秒数の中で、どのくらい指を叩いていられるかを試した。一見意味のない行為なんですが、それを集中してやれるかどうかで脳の傾向が分かるというんですね。

う~ん、トンデモ?でも説得力がある!最近は脳の研究が進歩していて、生まれつきの傾向というのが相当わかるようです。

私の脳は努力できる脳?できない脳?

自分はじゃあ、どっちの脳なの?というと、

よく分からない…。

人から見て、なんでこんな根気のいることを!というのをチマチマやれる場合もあるし、やれない時もある。

大河ドラマの「いだてん」の主人公の金栗さんなんてまさに「努力できる脳」の人ですよね。マラソンってもう長い距離を延々走る地道な作業の繰り返しですから。

昔、三重県に住んでたことがあり、マラソン選手の瀬古利彦さんの伝説を聞いたことがあります。

中学校だか、先生にあることで叱られて、グラウンド走ってろ!と命じられた。で、先生が、命じたことを忘れちゃったらしいです。慌てて夜に見たら、瀬古さん、ずっと走ってたらしい。

いくら走ってろって言われたからって止めないなんて!普通あきて帰りませんか?すごい努力脳です。

そんな風に、運動って「努力」が明らかに結果に出たりする。それが厳しくもあり、楽しくもあり。

絵を描くことは努力?才能?好きだから?

ではイラストや漫画、絵を描くことってどうでしょうか。

これは努力の領域でしょうか。ちょっと違うような気がします。

大抵の人は、描くことが好きだから、楽しいからやっている。夢中でやるからです。努力が必要だからやっているわけじゃないですよね。

ただ美大とかのデッサンやら色彩構成のような基礎画は努力の領域です。あれを楽しくてしょうがない、と思ってやる人は少ないでしょう。(たまに静物デッサンを好きでたまらない人もいますが)

好きだから夢中になれるからやる。

絵描きの人ってそういう人多くないですか。誤解を恐れず言うなら、芸術系の人々にたぶん発達障害傾向のある人が多いせいではないか。私なんてまさにその傾向の脳です。(発達障害の脳については最近取り沙汰されてます。とはいえ、個性も様々なスペクトラムであり、一概にこれ、とは断言しきれませんが。よく言われるのは奇抜なアイデアを出したり、膨大な記憶力がある人がいる、など。ああいう天才肌はマスコミの誤解であり、ほんの一部の人のことで大抵は違います。もちろん私も(笑))

「過集中」のメリットとデメリット

ただ「過集中」に身に覚えがある人は多いのでは。

「過集中」

カッコいい表現で言うと「ゾーン」という奴です(要するに子供が夢中になって時間を忘れる状態)これを「努力」かというとそうじゃないと思うんですよね。。。。

「努力できる脳」「できない脳」でいうと「できない脳」に近い。誰でも好きなことは延々とやれるじゃないですか。ゲームとかも。依存に近いんじゃないか。

夢中と努力は似て非なるもの。「過集中」と「努力」は違うのでは。

私は仕事していると、よく「過集中」に入るんです。でも、これ、結構、やっかいなもので、大抵あとでロクなことにならない。

その時はいいんですよ。過集中は、一気に夢中になり勉強したり作品を仕上げたり仕事したりするので、思ってもないような成果が上がる場合がある。しかし、ほんとその時だけだし、クオリティが高いわけでもない。常態であるわけでない。締め切りまぎわとかそうなりますね。

夢中になると寝食を忘れちゃう。で、鍋を何回焦がしたことか。で、この過集中は、いつでもどこでも発動できるわけではないので、継続的な「努力」に繋がらない場合が多々あり。

あ、こうやって書いてると、私も「努力できない脳」なのかな(笑)

ダイエットが続いた試しないもん。

けど、やらなアカンことをしなくては、健康を損ねる場合がある。仕事や家事に継続に努力できない脳だと色んな人に迷惑をかける。(けっこう若いときはかけまくりました。すいません)もうアラフィフ。そんなことじゃマジやばいですよね。。。

で、大人として努力しつづけなければ社会生活を送るにヤバい領域がある。それ関しては、色々工夫をしてます。

家電とか、モチベーションの上がる道具とか使う(←ズル!という人もいるかもしれませんが、それも努力への工夫の一つだと思う)

来週の「ドラゴン桜」が「努力できない脳」の持ち主の登場人物にどんなアプローチをかけるのか。たぶん、色んな工夫があると思うんです。どう「工夫」するのか展開が楽しみですね。

努力するための工夫の話

たぶん、私は努力できない脳だというのを自覚していたと思う。

だから数回やってできない努力はサッサとやめて、違う方法に替えちゃうんですね。

そういや、昔からバイトなり職場は自宅から10分以内にすると決めてた。そうしないとサボりたくなるから(←ひどいですね…意識が低いにほどがある)でもそのルールを厳守したおかげでちゃんと勤めが継続していたわけです。現在は在宅仕事なので、0分です。通勤が嫌にもホドがあります。でも、嫌でもちゃんと毎日仕事するわけです。在宅だと逃げられんので。私はこれが好きですが人によっては在宅だとはかどらないという人も一定数いはるらしい。なので、好みや傾向によって変えたらいいのではないか。

遠くても、職場の近くにスターバックスあると通勤して真面目に仕事したくなる、という人を知ってます。それも立派な努力の工夫だと思うわけです。

昨年書いた記事ですが 私のような凡人以下は「努力するための工夫」がいる。と。

結構読んでくださってる方がいて、嬉しいです。

「似顔絵師になるには!?」とな?その4 努力するための努力

ポモドーロタイマーとは

ポモドーロタイマーについて書いてますが、これが結構効きますよ~

試しにやってみて。

25分仕事や勉強して、5分休む、というのを延々と繰り返すだけ。

ただそれだけのことなんです、お金も道具もロクにいりません。

これが意外に、かなり!使えるTipsです。

ポモドーロタイマーを使えば、過集中を止めることも出来ます。(過集中って良いように見えるけど、集中しすぎて脳が疲弊して疲れて、次の日何もできないことが多い。健康にも悪い。毎日継続する「努力」ではなくなり、まったく意味をなさないため。過集中は途中で止めて休んだほうがいい。)

スマホでアプリダウンロードすればいいだけだもん。

ポモドーロタイマー:アプリ
スマホのアプリにもポモドーロがある

なんで自分、毎日継続できないのかな~って人はポモドーロしてみてください!

私みたく「努力できない脳」でもこの仕組み使うと意外に色々継続できているんで。

アプリに飽きたらアナログタイマーもあり

道具をしょっちゅう変えるのも気晴らしになります。

アプリのタイマーもいいですが、アナログなのもやってる感があります。

ダブルタイマー
Amazonで買えるダブルで測れるタイマー

最近かったのは、二種類のタイマーが使えるの。

もちろん、二つタイマーを使ってもいいんですが、これは二つついているのでクールです。25分と5分でしてますが、自分に合わせて変えたらいいんです。

今日はやる気がでない、という日も

毎日寒いし、やる気がない日もありますよね。

タスクが山ほどあり、あ~もう何から手をつけよう、もうやりたくない!という日もあります。「描く」場合は好きなことなので、容易に集中できますが、サイトのALTを延々と入れるだけとか、画像の張り替え作業とか、まさに「これ、意味あんの?」と一度でも思ったら、やる気がそがれてしまいます。

そういう時は無理やり根性論でやらない方がいいです。

いやだなあ、でも25分だけ今日は努力しよう、ならやれます。

タイマーをコチコチやるだけです。

たいがい25分やれば一日なんとかなります。なんとか出来ない場合は、怠けてしまうのもアリです。そんな感じでまあ生きてきました。