コピックワイドは使えるか?
以前、コピックは、広い面積は塗れない、早く広い面積を彩色するなら水彩だ
と書きましたが
やろうと思えばやれんことはない。コピック一気塗り。
かつて、コピックの太いバージョン(コピックワイド)が売ってましたが、これ、買ってみたんですが思ったより塗れないです。使い勝手良くなかったです。
コピック液を他の画材に流用する方法
スケッチの太い方でチマチマ塗るしかない、塗りムラができるし、ああ、イライラする、と思ってましたが、色んな絵師さんがやはり色々試みてました。
呉竹のペン型容器(水筆)を使っている人もおられました。水を入れる代わりにコピックの液を入れるんですね。混色もできるので上手い方法です。
しかし、不器用な私は液を上手いこと入れられず、溢れさせたり、イチイチ入れるのが面倒だったのね(笑)
もういっそのこと大胆に使うコピック液をそのまま…
そのまま液を小皿に出して使って、筆を付けて使っている!という猛者がおられました!つまり、カラーインクとして使うのです。すごい!
私も真似してみたんですが、いかんせん、コピック液はアルコールなので、外に出しておくとどんどん蒸発する。そこで編み出したのがこれ↓
画材屋さんでカラーインクを入れておくために売っていた空の容器です。
100均でも似たのは売ってるんですが、やはり100均は値段もあり、密閉度が低い。
画材屋のは1つ100円以上とエラい価格でしたが、さすがに漏れない。
そこにコピックの液を入れておいて、広い面積を筆で一気塗りするという方法をやってみました。
実に早く塗れる!素晴らしい。
さっそくウキウキと混色して溜めて置いて使ったんですな。
しかし似顔絵の席描きの実用には向かないその理由
しかし、大欠点があって
筆がバリバリになる!
んですよ。強いアルコールなので。高い面相筆が二本オシャカになり、泣くはめになりました。
あとですね、アルコールなのでシンナーくさい。酔う。
描いていたら、シンナー中毒になりそうでした。コピック使いの人って酔わないですかね。結構、あの匂いはたまらんです。
また、ケースを家に置いておいて、在宅で使い、横にしなければいいんですが、外に持ち出したら、フタのスキマにコピックが入りこみ、強烈にひっついてしまう!
ちょっと一週間ほど置いたら、まったくフタが開かなくなった。何をしようがビクともしない。男性の手でもお手上げなくらい固まります。
結局、上から金槌で割ったりするはめになりましたわ。
コピック液高いですからね。開かないからじゃあ捨てるよ、という訳にはいかない(笑)
ということでこの方法は諦めました。
レシピも道具を下手にアレンジしない方がいい
道具というのは、カレーのルーでもそうですが、そのために使うために、最適な開発と用具が完成されているんですね。
結局、コピックスケッチやチャオに普通にインクを補充して使うのが一番トラブルもストレスもないと気が付きました。
あれこれ策をこらしても上手くいかない。売ってあるお勧めの使用法が一番だ、なにごとも。と思った次第です。