エラとは何か
昨年よりエラについて考えてるので数回記事にします。
ってそんなこと、年を越してまで考えることちゃうけど…w
というのは、以前、広瀬すずさんの顔についての記事にエラいことアクセスがあったんです。
最初は「何故嫌われるのか」という表題だったんですが、書き進めるうちに、そうじゃない、嫌われているわけじゃない、むしろ大人気だ。でもモヤるこの気持ちは何だろう。顔の造作が多いに関わっていると確信するが、それを明文化してみよう
と書いたものです。
アクセスが多いということは、実は、同じ興味と感覚をお持ちの方も多いのではないかと。
で、記事では広瀬すずさんの美貌が少女から大人に向かって成長するエラに原因の一つがあるのではと考察しました。
エラとはなんなのか。
なぜ私達はエラをこんなに気にするのか、エラとは何か。
グーグルで「エラ」を検索すると色々出てきます。
無意識がこわい!エラ張り顔をつくるNG習慣とその解消法 | TRILL …
顔の『えら』・・・骨ではなく、筋肉のコリをほぐして改善を –
でるわ、でるわ、顔のエラに対するネガティブな記事が…。
まるでエラが疾病のような扱いではないですか。エラがあってもなくても「人間」という生物であることには何の問題もないはずなのに、エラを気にする人の多いこと…
最近のグーグルは読者の閲覧時間で検索順位を決めている。なので、これらの記事が上位にあるのは、いかにエラを嫌いエラを隠したいなくしたい人が多いかの現れに他なりません。
昨今は女子だけでなく男子もエラを気にする人は多いようです。
(私はもうオバサンなのでエラより健康状態を気にするシワや白髪、更年期など)
エラを気にする女子の多いことに、雑誌にはエラをカバーする髪型が人気である。
定期的に噂される記事には、エラを削った女優歌手の整形疑惑についてがある。
工事とか呼んで…なんかひどいなあ。
そんなにエラって良くないでしょうか?
女性有名人の似顔絵からエラを見る
エラのあるないの利点、欠点を似顔絵イラストから考察してみます。
前田敦子さん。誰もが知っている元AKB48のセンターアイドルです。
この人ほど、エラを取り沙汰されアレコレ言われた人はいないでしょう。そのくらいエラが個性的です。
AKBは男性にモテそうな美人が沢山いて、踊ったり歌ったりして人気を競うアイドルグループです。エラのない美人が人気が出そうなものです。
しかし、このエラの張った前田敦子さん、あっちゃんといい、ちょいブス系の大島優子さんといい、同じくエラのある指原莉乃さんといい、然り。
個性的な顔立ちが一番人気が出てセンターになる。そして大人気のスターダムに乗り上げる。それはどういうわけなのか。
いわゆる典型的な美人顔。結局のところ、そういう人は人気がでない。あまり印象に残らず埋もれてしまうのだ。つまり、エラのない美人は今風に言うとキレイだけど尖がってない、ということ。
以前も記事にしたけど、美しさはどこか歪なものがないと人を惹きつけない。完璧な整形手術の最後は「ゆらぎ」のアンバランスな仕上げを施すとあった。
百田直樹さんの小説「モンスター」にその面白さが存分に書かれている。
その一つがエラである。エラのない整った美人がモテるとは限らないのだ。
あの素晴らしい女優、歌手の松たか子さんもしっかりエラのある人ですが、この人の美貌と気品と歌を褒めない人はいまい。
エラがある人ほど人気ものに
あの国民的人気女優の有村架純さんもしっかりエラがある。
若さの旬が過ぎエラが発達した女優さんが整形した話をよく目にします。
確かに以前よりキレイになったけど欠点もなくなったけど…
前のような個性的で弾けた煌めきがなくなったように感じます。そして、やがて売れなくなる。
整形手術自体は否定しませんが、エラや鼻を削る前に考えてほしい。あなたの魅力がなくなってしまうかもしれないよ。もし多少いじったりしたとしても、欠点は魅力の一つだと忘れないでほしい。顔立ちもスタイルもそうだけど、性格の短所だってそうよ。そこが魅力で武器になることは多いにあるんです。
性格も顔もアンバランスで良いじゃないですか。人の魅力は凸凹にあるんです。老いていてもかっこいい。歪(いびつ)さを恐れないで欲しいです。
そこそこモテたきゃエラを取れ、しかしナンバーワンになりたければエラを誇れ、と思う昨今。
エラにしろ人と違う飛び出た部分をとって目立たないようにしてしまえばその他大勢でラクできるけどね。ブスと責められることも苛めの標的にもならない。でも得られるものが減るかもしれない。たとえば強さ、とか。美しいのって強さも多いに関係あるからね。
ナンバーワンになる人はアンチも多いものだ。欠点が目立つ人ほど長所が伸びてカリスマがある。
若い人、特に女性には、嫌われること、目立つこと、笑われることを怯えないでほしい、とオバサンは言いたいわ。
エラのない女性=少女に近い?
エラは人の成長の象徴です。年を取れば取るほどエラが発達する。
日本社会はエラのない幼い少女顔をひどく好みます。(昨今の令和になっても)
というか、アジア全体がそうなのか。韓国・中国の女優やアイドルさんもエラがないものね。
アンジェリーナ・ジョリーさんのように欧米はエラのある骨格の凹凸のある女性が美人とされる
まずはエラのない女優さんの顔を見ていただきましょう。
▼芦田愛菜さん
「国民の娘」と評される、芦田愛菜ちゃん
この人を嫌いな人などいまい。演技力と子役からのネームバリュー。好感度と優秀な頭脳。名門中学(自力で入ったとか!)司会もなんなくこなす。せいぜい心配することは「そんな良い子でいて疲れへんか。いつかグレへんか?」くらいです。
エラは日本の美醜の中でも大きな要因を占めていて、感じの良さ悪さに影響する。
似顔絵的に申し上げたら芦田愛菜さんが好かれる原因はそこにある。
彼女はエラがまったくない理想的な少女の顔なのだ。
しかし、エラは年齢と共に発達するもの。少し頬がしっかりしてきた15歳。試練なのか、それとも成熟、脱皮開眼するか。
エラ=意思の強い人
ところで、最近、私は歯医者でマウスピースを作ったのです。
びっくりすることにマウスピースには「エラが減るかもしれない」との説があります。
私は年齢相応の歯槽膿漏対策と、歯を食いしばる癖がなくしたい目的のためにマウスピースを作ったのですが。。。エラ対策のために使う人もいるってどういうこと?!
つまり、エラは歯を食いしばる人の筋肉である、と。
歯をくいしばる=力む人、意思の強い人、なんですね。
私は絵を描くとき、異常に過集中になり、歯を食いしばり、そのせいで最近奥歯が欠けてるんだそうなwで、マウスピース作れや、と。確かにある意味、意思が強いといえるわね。
顔占いでもエラのある女性は意思が強い、と書いてあった記憶があります。ちゃんと根拠があったんですね。エラが張っている、は何も遺伝的な骨格だけではなく、悩んだり頑張ったりする時間が多い→エラが発達する=すなわち意思が強いということになる。
年を取るとともにエラが張るのも当然です。同年代以上の女性は顔がゴツゴツして、目もくぼんだり頬の上部が張ってます。下部は重力に逆らえず落ちてきています。痩せていても太っていても。で、はっきりとエラがあります。
骨格が発達するのはもちろんだし、仕事したり家事したり子育て介護したりしてしたら、悩んで歯を食いしばって頑張るしかないでしょうが。苦労してきた勲章じゃないですか。あまりに平坦な顔の方が年齢不相応ですよ。(それはそれで美魔女で羨ましいですが)
エラの張った女優さんたち
▼エラが張っているのに美人で好感度が高い常盤貴子さん
常盤貴子さんはアラフィフになっても美しいと女性にも人気の高い女優さんです。最近は「京都人の密かな愉しみ」で着物を着た美人の京都の女性を演じました。常盤貴子さんはエラが若い時から張った顔立ちですが、この意思の強そうな凛とした気品のある美しさが京オンナらしく人気です。
とはいえ、はっきりとエラが張ったこの顔はかつて万人受けはしなかった。
彼女の出世作のドラマ「愛していると言ってくれ」では、豊川悦治の相手役を演じた。
一時、批判があったんですよ。我儘すぎる!と。それはまさに役柄のせいなんですが(常盤貴子さん自身の性格でなく脚本のせい。「なつぞら」と似たパターンです)
このエラのせいもあるのではないかと踏んでます。
昔から、エラのある女性は「美人」とは決して評されませんが、ベストポジションを確保する。スキマにしっかりとした居場所があり、息の長い人気があります。
▼女優の片桐はいりさん、芸人の上沼恵美子さんなんてそうですね。
確かにエラが張っていると典型的な美人とは評されません。時にはブスとか、アクが強い、など言うアンチが必ずいます。
女性のエラ=ブス?嫌われものの時代
私達は生物的に、エラが張っている四角に近い顔立ちを見ると、強いと見なします。男女問わず。
昨今は西洋的な考え方や筋トレブームもあり、骨格やエラがある女性がパッシングされることはありません。(むしろ最近は人気もの)しかし
保守的な層(特に中高年以上の男性)にとっては反感を買う場合があります。意思があるように見られるからです。女はゴツイ顔やアゴや頬、強そうであってはならない(男尊女卑的価値観で言うと強情で生意気)。
つまり、オンナは意見を言うな、です。
「テレビタックル」などの討論番組で、嫌われパッシングされた田嶋陽子さん。フェミニスト=エラの張った口うるさい眼鏡ブス という印象を各界に植えた。
でも田嶋さんは実際は男性にモテモテだし、ものすごいエリートインテリ。キャラに人気があるからこそ、長い間レギュラーとして出演し続けた。
この複雑にして矛盾と魅力が満載のエラの世界よ。続けて記事にします。