奇跡の美魔女な女優さん

今一番旬な女優さんの一人 石田ゆり子さんです。

すごい人気ですね。コマーシャルも増えているし。

どうしてこんなに人気が沸騰したのか。

大ヒットドラマに登場して再燃した人気

あの人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」からブレイクしています。

アラフィフ独身処女(!)という今までになかった役柄ですが(女性は若いのがいいとかこう生きなければいけないとか)

「そういう呪いから逃げておしまいなさい」

という強烈なメッセージが今の時代にマッチングしたこと

石田ゆり子さんの自然体のナチュラルな美しさが、まさに従来の息苦しい「呪い」から逃れる女神の象徴のようにシンクロしたこと

奇跡のアラフィフと呼ばれ、男性のみならず、同年代の女性から圧倒的支持を得ています。

男性目線は下記のコラムが分かりやすい▼

『逃げ恥』石田ゆり子さんの「清純」と「エロス」、現在も進化中!?(碓井広義) – 個人 – Yahoo!ニュース

清純なのにエロスがにじみ出ている 癒しムードだけど弱くはない 天然でゆるいけど自律している

典型的な美人ではないが…

描いてみて気が付きましたが、あまり美しい顔だち(失礼!)の方ではないのです。

鼻幅は広いし、目は小さい。同年代の吉田羊さんもそういう傾向です。顔立ちとしては典型的な美形ではないんです。

いわゆる分かりやすいバタくさい美形は、妹の石田ひかりさんがその系です。明日UPしますが、いかにも往年の美人女優といった御容姿です。

しかし、ゆり子さんや羊さんがブレイクして人気があるのはなぜか。

高齢女性ならではの自己ブランディングが時代に合う

大人の余裕のある自然な立ち姿と美貌というところでしょうか。くわえて、キーワードはシュッとしている。

スタイルに気を遣っている。この年代の女性はホルモンの関係で太りやすいんですね。そこを強烈にたぶんコントロールされているのではないか。

また服装、ファッションも同様です。

自然体な美しさの石田ゆり子さんですが、自然体に見えるよう、相当に自己プロデュースしているものと思われます。

先日読んだ東村アキ子さんの「東京タラレバ娘」の最終巻の巻末に 年かさの女性のファッションについて述べられており、石田ゆり子さんを思い出し、膝を打ちました。

無地でシンプルで品のいいものを着ることが秘訣だということが述べられていた。

若作りはますます老けて見えるだけ

私も実は先週48歳を迎えて、自戒のために書きますが

この年代以上の女性に限らず男性も

加齢に抗おうと若く見えようとして、派手なものを身に着けすぎてかえって痛々しいということです。

人間というのは、自分の若い時代のファッションや流行から抜け出しにくいものです。

なぜなら、成人就職結婚以降は、子育てや仕事で忙しすぎて、流行を追っている暇がない。そしてようやく余裕ができたら、自分の知っている「かつて」の流行センスで着飾ってしまうのです。

例えば、赤すぎる口紅や細い眉、茶色すぎる髪の毛、ボリューミーな前髪など。ブルゾンちえみさんなど、あの時代のファッションがリバイバルしているからいいように思いますが、あれは、若い人がやるからオサレなので(若い人もあのバブルファッションはパロディだと了解した上でやっています)

私の世代がやればただの妖怪です。

また当時はデザイナーズブランドが流行っていて、若いとき憧れた人は多いでしょう。仕事が落ち着いて小金がたまった年齢になり、あの憧れのスーツを着たいと店員の言うがままに買い物をしてドヤ顔で街にでるとエライことになります。

特にオジサンに多いのですが、あの系の若者向けファッションで全身を固めている。そういうオジサンが関西に多いのが実に微笑ましい。しかし、

最終目的である女性にモテたいという目的には合致してません。

若い女性は逃げます。確実に。

ゆり子の似顔絵から見る清潔感

おじさんは、その年代の経験値や包容力、知識や優しさだけで十分魅力があるのです。

清潔感があり、白いブラウスだけが一番なのです。白髪を染めるなんてもってのほかです。

白髪まじりの賢そうなおじさんが大好きな若い女性を私は何人も知ってます。彼女たちは一様に「黒いズボンに白いブラウスが一番。腕まくりをしたら更に萌える」と言います。

女性も同様です。

若く見せようとして若い女性の着るような服を着たらどんどん人間外のものに近づいていくことでしょう。

石田ゆり子さんの顔立ちや佇まいから伺えるのはまさに年齢相応の「清潔感」です。

女優:石田ゆり子さんの似顔絵
「逃げ恥」で従来のアラフィフ感をくつがえした石田ゆり子の演技

中高年のためのファッションキーワード

石田ゆり子さんはほんとに良いお手本です。。。。

●茶髪ですが落ち着いた色合いにしています。

●柄のない服を着ています。

●化粧は落ち着いた地味なナチュラルにまとめています。

●ファンデーションはマットにはしていますがテカらせません

●足を丸出しにはしません

●ピンクは多用しますがショッキングピンクではなくオレンジピンクです

●色は2色以上は使いません

●なによりもスッキリ痩せています

●濃い寒色ではなく暖色ですがスモーキーで色味を押さえています

こうやって書くと、相当、ナチュラルアラフィフの道も険しくて、大変です。

ナチュラル「派」と野生ナチュラルの違い

自然派(ナチュラル)に見せるべく陰で血のにじむような努力しなくてはいけない。なので、生活の実態は少しもナチュラルには過ごせないのです。ぜんぜん自然とちゃうw

私は本当にナチュラルなのが好きなので早々に退散してジーパンとTシャツ、ノーメイクで過ごすことにします。野生的ともw

ゆり子的ナチュラルな道にもある意味「呪い」がありますね。

まあヒョウ柄が好きなら晩年まで好きにしたらいいと思います。ジェンダリングや人目を気にせず好きなように過ごし好きなように着飾るのが「呪い」からの解放ではないかと。

しかし、年相応でもモテたければ

ゆり子のようにする

というのが良い。

先日放映されたNHKのドラマ「定年女子」の主演女優の南果歩さんも良い手本です。50歳半ば設定ですが、ファッションをご覧になってほしい。上記箇条書きのようになっています。ゆり子さんの方がややフェミニンで婚活向きですが。果歩さんは中高年キャリアウーマンのファッションアイコンといってもいいかもしれません。

石田ゆり子さん風メイクの指南書もあるようです。