石原慎太郎 知事辞める 知事大臣総理大臣 店長説

東京都知事:石原慎太郎さんのイラスト

総理大臣はスーパーマーケットの店長みたいなもの

いきなりですが、総理大臣天上説ではなかった…店長説を唱えたいと思います。

私はかねてより、総理大臣(知事なども然り)はスーパーの店長と同じようなものではないかと思っております。

アメリカの大統領とは違うっぽいんじゃないかな。トップダウンで強権を発動できないからです。明治以降の官僚制度とかシステムが悪いとか近頃言われますよね。指導力が足りないせいで、政治が良くならない、ならば、首をどんどん挿げ替えようと。全ての責任が総理大臣や政府にあるかの如き世論になり、すぐ即座に良くならなければ、スケープゴートのように責め立てて、変える。

日本にはトップダウンのカリスマはいらない

しかし日本の特徴として、一人の指導者がそんなにカリスマ力を発揮して政治や国を変えた歴史はあまりないのではないでしょうか。トップのせいで国が変わったしない。

明治維新が起こって国が変わったのは、黒船が来て維新が起きたからであり、明治天皇や伊藤博文だけの功績ではないし戦後の農地改革はアメリカのせいだしカリスマが国を変えたのは、織田信長や聖徳太子くらいしか思い浮かばないよ。江戸時代なんて、誰が将軍でも良い感じだった?せいぜい強権を発動して何かしたのは徳川綱吉の生類憐れみの令くらいで…あれも庶民には大迷惑な話だったらしいしね。誰がトップでも、皆礼儀正しく、文化を発展させて、国が転覆するほどの暴動が起きない。日本ってほんとに暮らしやすい国よね。

だからこそ私は、日本のリーダーってスーパーマーケットの店長みたいなもんじゃないかな~なんて思うのです。(無責任すぎる意見ですがw)指導力がありすぎる店長なんて、見たことない。

人をまとめて和を大事に、頭を下げれる人が店長

良い人でもないし、さほど悪い人でもない、ほどほどにみんなを取りまとめる能力があればいい。さほどの悪人でないことは当然ですが、スーパーマーケットの店長にとって究極に一番大事なこと。それは、辞めないこと、いつもいること、だと思います。アホみたいな当たり前のことですが…。

スーパーのレジの脇の受け付けで、今日も店長さんが頭を下げています。
客A「この商品がつぶれていた!サービスが悪い!」
店長「申し訳ございません。以後改善に努めます」

サービスに問題があれば店舗全部のシステムのせいだし、商品に何かあったならパートや従業員のせいです。直接的には店長のせいであることは殆どない。でも店長がいないと責任の所在がはっきりしなくて、客も従業員も困る。

辞めないこと、それが一番大事

店長には、カリスマ力や強権力はいらない。辞めないことが大事。(さらには遅刻しない、欠勤しなければもっと信頼を得られる)ほぼ毎日、安定的に店長が出勤してきている、長いこといる、というのが必須なのです。

いきなり辞めるなんて店長は聞いたことない。当然ながら常識知らずと言われる。かくゆう私は、下っ端しか経験ないですが、諸般の都合でバイトを変わることがあり、履歴書を書くとき恥ずかしくて、穴に入りたいです。政治家はいいなあ。

そおいう意味(辞めない、あるいは辞めるのをゴネる)で、私は野田さんが好きですし、菅さんも悪くないなあ、と思ってました。どうせどの政党になっても消費税は取られるやろう。こんな未曾有の事態、そうそう上手くいくわけないし。多少もたもたしてても、一年たってノウハウがそれぞれの人に身につき、やりかけたことは最後までしてほしい。

しょっちゅう店長が変わるスーパーなんて評判悪くなって客が来なくなるだろう。(他国にバカにされる)食中毒がそのうち起きるんじゃないか人間関係が良くないんじゃないか、とか。実際そういうスーパーあるよね。店長が頻繁に変わるし、レジの対応もぞんざい、悪いムードがただよってる、野菜や果物が傷んでいる、とか。んで、案の定しばらくして閉店するわけです。伊丹十三の「スーパーの女」を思い出す。パートの女性たちをはじめ従業員は現場を良く知っていて、彼女たちがいなければ店は回りません。官僚も実際の業務をしているということでは、パート従業員みたいなものではないかと。で派閥を作っていることが多く、勢力関係のバランスが大事(省庁の力関係など)。良い従業員のいるスーパーは繁栄する。でも、いったん店長とパート集団がこじれると大変なことになる。嫌われた店長はあの手この手で大変な目にあい、転勤や辞職を余技なくされる。力を持っているのは現場の従業員の集団なのだ。

辞めすぎる店長だらけの日本の現状

今や現実にはトップがどんどん替わらざるを得ない状況が続いているわけですよね。現大阪市長だって、うちの元知事だったのが辞めたし。市長も続かなそう?国のが大事なんだな。大阪府大丈夫かいな。今の知事はいい感じでモソモソ動いてるけど、よく分からない人だな。

石原さんは、官僚制の打破!と言われた。国政に乗り出されるのね。派閥や古株が牛耳ってヤヤコシくなってしまった従業員の群れを何とかするには、まとめてクビにしたり、就業規定を変えたりしないと。それをするのはなかなか大変だ。でも、それをやりたい、システムを変えたいわけですね。

家庭的自営業なら強権発動しても問題ない。八百屋のお父ちゃんやお母ちゃんとか。父ちゃんが「明日からスイカ安くするで!」と言えば「よしきた!」と。すぐ変えられる。試してダメならすぐまた変える。お母ちゃんも文句言いやすい。少人数の方が物事は動く。だから分割して指揮系統をすっきりさせればいいよね。あ、だから、地方の独立機運が高まってるのか。なるほど、ようやく分かってきたw

高学歴のエラい人たちをこんな卑近な例えにしてすいません。オバちゃんの宇宙で考えてみた!