和風で不幸そうな美女?
薄幸役が似合う女優さんと言われておりますが…
女優 木村多江さん。
狂気をはらんだ役、不幸そうな役ならこの方の右に出るものはいないのではないでしょうか。
しかし、役柄に反して実生活は充実していてとても明るく元気な方なんだそうです。
木村多江さんご本人は楽しくて幸せな人
ご結婚された10年ほど前でしたが、京都の老舗呉服屋さんの社長とお話する機会があり、一度だけ木村多江さんに会われたことがあったと。着物雑誌の撮影にお越しになったんだそうです。
「薄幸そうと言われてますが、当時は幸せな新婚さんで、美しさが光輝くようでもうこんな美女はいないんじゃないかキレイでキレイでキレイで…」
と同じ思い出をもうウットリと何度もお話された。生の木村多江さんがよほど美しかったのでしょう。確かに、この切れ長の眼差しと透明な肌、和服をお召になったら最強に違いありません。
この悲しみを讃えた顔立ちは
顔だちとしては「般若系」ではないか。あの竹内結子さんと同系統の。美しく複雑な感情を秘めた顔立ちですよね。
しかし、あちらが永遠の乙女のような雰囲気なら、木村多江さんは、謎めいた和風。
その理由は、鼻の線ではないでしょうか。英語の「T」がど真ん中にある感じなんですね。
ロングヘアもお似合いですが、この方はやはり定番の肩までのワンレンが似合います。
下書き。口が意外に大きい。カエル系でもある。
木村多江さんの似顔絵
40代後半になられても、この美貌。
ご結婚後に脱!薄幸キャラ替えしようとされたのか映画「東京島」では逞しく強かな女性を演じられましたが、イマイチだったような。無人島のただ一人の女性、という設定のせいか、色黒になってしまい、木村さんの美白を期待していた人には拍子抜けしそう。
陰のある演技力の必要とされる役柄に戻るとヒットします。
ドラマ「あなたには帰る家がある」の不倫の主婦のようなイッてしまった役がハマりすぎて背筋がゾクゾクしました。
淡々とした抑えた演技に悲しみや喜びを静かに溢れさせる演技も素晴らしいです。リリーフランキーさんが夫役の「ぐるりのこと」、角田光代さん原作の「対岸の彼女」など、名演が沢山あります。