人相の悪い犯罪者役のイラスト
描いていて、どこの犯罪者や?というほど人相が悪くなる。
あ、そうか、犯罪者の映画だからか。泥棒映画だもんね。そうそうたるイケメン達なのに、すさんだハングリーな雰囲気をかもしだしていた。
大阪を舞台にした高村薫の小説が原作。監督は「パッチギ」の井筒和幸とあっては観るしかない!
大阪の中ノ島、吹田、あの駅前、あのビルなどを舞台に男たちが大泥棒を画策する。
上手いしカッコいいけど大阪っぽくない
う~ん、面白かった!妻夫木聡の演技の上手さ、存在感。西田敏行のすさんだ感じ。特に浅野忠信がすごいわ。大阪のトラックの運ちゃんのおっちゃんになりきって、物静かな鋭い目つきがたまらん。心に脛持つ過去を持つ人々が黄金に焦がれ、夢を見る。
難を申せば、カッコ良すぎることぐらい。大阪のあの特有の感じがしない。負けてええやん的な表面上の明るさ、でも底暗い独特のムード。そうそう國村隼とかみたいなの。なんていっていいか…京都サスペンス劇場で、京都弁が、間違ってないんやけどネイティブちゃうなあ、というような…。全員キレが良すぎる。大阪を舞台にした、東京・関東人・外国人の映画と思えばいいかな。
唯一、関西ネイティブなオーラをかもし出していたのは、桐谷健太。調べたら、この人は、大阪出身だった。だからか。
青木崇高のチンピラジャージ姿にはハマりましたよ。草々さん、豪快キャラにすっかりなってしまって…。