画材の置き方並べ方

似顔絵の席描きは、机にどう絵の具を並べるかで勝負が決まるのではないかと思います。

時間制限があるし、どう効率よくパッと画材に手を伸ばし、使いやすいか。

迷ったらプロを見に行くべし!

上手で速い人はそこのところ洗練されていますね。

色んな作家さんのテーブルを観て勉強させていただきました。似顔絵の全国大会の竜王賞とか行くと、目の前で描いてくれるので、

どういう画材でどういう向きで置いているのか、色紙は立ててるのか、寝かせているのか、下書きはどうやってるの?

など細かいところが分かります。メチャメチャ勉強になります。

イオンや遊園地の似顔絵ブースで自分を描いてもらおう!

そういう似顔絵大会ではなくても、実際イオンや遊園地でプロの人が描いている動作や道具を観るのが一番勉強になると思います!(勉強したかったら、ぜったいにお金を出して自分を描いてもらってね!ただで脇で見学したり声をかけたりすると邪魔ものです。営業妨害になりまっせ~)

お金を出したら目の前で座れるし、自分も描いていることを打ち明けたら質問に答えてくれる優しい作家さんもいます。(忙しいときにアレコレ質問したらいくらお金を出していてもダメだよ~あと、同業者同業志望者は描かない質問に答えないって決めている方もいるので、断られても恨まない!)

うまい方の描いてるナマが一番勉強になります。(ありがとうございました)そういう意味で仕事はじめの数年はプロ団体に所属するのがいいのではないかと。

在宅作業者は絵の具の置き場所に一工夫いる

最近は席描きにはめったに出ないんですが、画材の置き方には長年四苦八苦していて、在宅の作業場のレイアウトは何度も定期的に改造改変改良をしています。

私の亭主は何度も書いてますが(まったく私の絵に興味がない人)で家の中が絵の具と紙まみれになるのがあまり好きじゃないのです。そりゃそうですよね、フツーの奥さんだと思って結婚したらそのエプロンのシミは料理ではなく絵の具だったとは(笑)

しかし、そこは在宅絵師につきものの苦労でしょう。

私は子供がいませんが、小さなお子さんのおられる似顔絵師さんも在宅で活躍されている人も多いですし、介護がある方もおられます。細かい道具を散らかしていてお子さんが触ったりしたら危険です。

絵を頻繁に描くとはいえ、普通の勤め人、主婦と変わらないのです。食事したり家事をしたり生活していかなくてはなりません。一度家事とのバランスが取れず作業場を借りたことがありますが、結局絵の具で汚しそうになったり、エアコンが古かったり暑すぎたり寒すぎたりと現実的ではなかったです。

席描きは移動と場所の制限(狭いテーブル1つあるかないか)がありますが、家で作業するのもそうラクなことではないのです。

汚れすぎると賃貸だとあとで敷金が吹き飛ぶ心配があります。(引っ越しのたびに汚れを落とすのに強烈な苦労がありました)

安い作業台やテーブルを買って壊してはまた買う

我が家は転勤や引っ越しが多いので、それを見越した家電や家具の選び方をしています。金持ちじゃないから、というのもありますが、インテリアに金をかけてもどーせ私が汚す壊すので!!

私は安価な折り畳みのテーブルが好きです。

良い、家具、木のアンティーク調の高いテーブルやデスクは魅力的ですが汚したりカッターをうっかり引っ掛けたりと作業に支障があると思うと存分に作業できません。

現在は下のアウトドア用折り畳みテーブルを二つ並べて使用してます。

一台は絵を描く用、一台はパソコン置き用です。

元々はフリマとかに席描き用に買ったんですが、それをいつしか在宅作業に使ったら何ら支障はない。もう数年ずっとこれです。

作りはチャチイのでガタガタいいますが、大したことはないです。一度壊れたのでこれは二代目ですね。

いずれ引っ越したりすること、作業でレイアイトを頻繁に変える必要があること、たまにマルシェやフリマに参加するときに使えます。何より安いし軽いので汚そうが壊れようが何も心が咎めないのが良いですな。

絵の具置きのワゴンはコレ!に行きついた

で、最近、絵具置きのワゴンを買いました。

昔、同じので白いの買っていたんです。台所用のワゴンなんで、台所に使ってたんです。が、そのうち絵の具置きに使ったら、これはいい!と。ものすごく使い勝手がよく愛用してました。

コロコロが付いているので、作業に合わせて動かせるんです。めっちゃラクチンで、台所のためにではなく、家で絵の具を使う人のために作ったんじゃないか、と。ハンクラにもいいのでは。

一度捨てたがまた同じものを買うくらい便利なワゴン

数年前の引っ越し時に壊れていたんで捨てたんです。しかし、最近Amazonで見てたら好みのブラウンのが出ていて、安くなっていた。

先週、再び買ってみたら、ほんと、いいですね。これ。絵具の置き場に困っている人にはおすすめですよ!

絵の具と画材を置く台、ワゴン
台所用のワゴンだが画材置きにぴったり!

こんな風につかっとります。

折り畳めるんです。

昔の白いのは正規品で1万超えてた。今回買ったのはエラく安かった。半額だ。なのでパチもんかもしれませんが。触ったところ、特に支障はないです。

赤いオシャレカラーのも出てる。惹かれます。

上に真ん中に下に、画材を置くためにあるようなワゴン

上には水彩の水置きにします。水入れは少しでも汚れたらすぐ入れ替えます。

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区分けはザックリ ただし使いやすくかつ整理しやすく画材は置くのが大事

席描きは水の入れ替えは頻繁にできませんが。家だときれいにしとけます。水がキレイだと絵の具の発色もいいですから。

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道具や画材の置き方は長い間模索している

その真下には筆入れと筆ふき、アルコールシートを。

左の真ん中にはコピック入れを斜めにドコンと。

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利き腕の斜め下に手を伸ばせばすぐ必要なコピックがある

以前紹介した、オレンジのコピックケースが斜めにちょうど入るんですよ。

似顔絵:アルコールマーカー【コピック】の入れ物とお手入れ用品の話(画材の紹介)

デスクで作業していて、よしコピック使うぞ!となったら、ちょうどいい高さにあるんです。市販のキレイなコピック入れもいいですが、テーブルに置いておくと手の動作が辛くないですか?私は手を延ばすのめんどいです。あの高さは。

コロコロ移動して、斜め下にひょい、と無意識に手を延ばしたらひと目で分かりほいっと取って、ホイッと戻せるユーザビリティじゃないかと!!

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家庭と仕事を両立させ、作業場と自宅がカオスにならないように配置は大事

使いやすく仕舞いやすい台

すぐ取れる、というのも大事ですが

定位置が決まっていて、すぐ戻せる、という使い勝手がいかに大事か。

過去の安下宿。うっかり夢中で使った筆や絵具や画材を夢中のまま散乱させ学生時代の部屋はゲシュタルト崩壊してましたから。一度「ま、いいか」と適当にものを散らかしておくと、ものはものを呼び、あっという間にカオスになります。

私にとっては大事な絵の具や画材ですが、描かない夫や家族、友人にとってはゴミ部屋と化してしまいます。大事な人の信頼を壊さない、一般的な最低限の普通の生活を死守するためには、道具をいかに使うか、ということ以上に、いかに戻し、掃除しやすいか、整理整頓している(ような)見せるかとのもの大事ではないか。

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このワゴンなら使いやすく仕舞いやすい!

けっこう色々やってきて、このワゴンなら!という感慨があります。たかが5000円のキッチンワゴンですが(笑)

似顔絵の道具は少ない方がいい

ほんとはコピックの本数も減らしたいです。

コピックはご存知のとおり、ものすごく色の種類が多いですが、みなさん、どうやって使いこなしてるんでしょうか。

私は無理や…。こんな微妙な違いの色を使いわけられません。

赤ならせいぜい2本、ピンクも。スタンダードなのが、せいぜい24色くらいよく使うのがあれば。似顔絵だと男女の肌によく使うの微妙なの3種類づつでしょうか。

コピックオンリーで描く方はもっと使いこなしておられるんじゃないか。

私の脳はそんなに多くの色情報を処理しきれないんです。オバハンやし(笑)色味が多くても選ぶのが苦慮するだけだし。時間がかかって混乱します。コピックは透明色だから重ねればニュアンスが色々出るんだから色数が多くなくてもいいじゃないですか。

色数が多いと、補充液もその種類買わなくてはならないし。コピック安くないじゃないですか。キレイな色、気に入った色だけで十分で、あまり沢山いらないんじゃないか。

コピックのみならず。水彩も色鉛筆も。少ない色味と道具で描けるというのが理想ですが。

このワゴンに詰め込める量に減らせたのもここ3年がかりです。画材は一滴たりとも捨てない主義なんで、衝動で買ってはため込み溢れさせてきました。

ワゴン自慢でした^^

このワゴンも相当大きいんで、まだまだ一杯あります。

何が言いたいかというと、このキッチンワゴンはおすすめです。

アイリスオーヤマ ワゴン 折りたたみ

山善(YAMAZEN) キッチンワゴン サイドテーブル

アイリスでも山善でも同じものが出てますが、値段が違うのはどうしてなのでしょう。まったく同じものに見えるので、どっちでもよさそうです。

こういうので木製もありますが、私は昔、絵具をつけまくり、悲惨な壊し方をして汚らしくしたので性にあいませんでした。木はオシャレですがカビますからねえ。経年劣化して木がめくれると刺さるし。

私は安いのを何度も買い直して、同じのを使用するのが好きです。

色んな人の作業場も拝見させていただきたいものです。通販とか見てると色々な収納や整理グッズが売られていて、そういうのを見るのも楽しいですよね。