明治の有名な歴史人といえば

さて、西郷隆盛さんです。鹿児島の誇る大偉人です。

あちこちに肖像画や写真も残っているんですが

西郷さんに関しては、強烈に記憶しているんで、資料を見ないで描いてみることにしました。「キーワード」だけを頼りに。

何も資料を見ないで描いてみた脳内西郷さん

西郷隆盛さんのキーワードは

デブ(すいません)

大きい

目がパッチリ

眉が太い

でしょうか。

描いているうちに、髪型はカク刈りだったような気がするとか。

だいたい、あってますかね?

西郷隆盛(せごどん・さいごうたかもり)の似顔絵 薩摩の英雄
西郷さんにある特徴の数々は日本人に共有されている

たぶん誰もが、ああ西郷さんだとは分かってくれるはず。

元の顔写真見ないで適当に描いたとしてもです。

有名人の似顔絵は誰もが知る特徴を抑えること

だからキーワードが大事なんです。キーワードさえあれば資料写真がなくても似てくるのだから。

くわえて、そのキーワードを大勢と共有しているのが大事です。誰もが知る歴史上の人物で、このキーワードが当然だからこその似顔絵です。

これがある人にとってはキーワードのひとつが「痩せている」だったら西郷さんじゃないですからね。

私の脳内にあるのは上記キーワードプラス 東京上野の西郷隆盛さんの像でしょう。

西郷隆盛(せごどん・さいごうたかもり)の像
東京 上野公園にある西郷隆盛 銅像

たぶんこの西郷さんの容姿をキーワードとして持っている人は多いのではないか。

でも裸足ではなかったですね。そこは私の記憶違い。

西郷隆盛(せごどん・さいごうたかもり)の像
犬を必ず連れていることになっている西郷どん

やはりこの御容姿のインパクトは強い。

最後は官軍と闘っているので、西郷さんは靖国神社にはいないんです。でも上野に像があるのは彰義隊との闘いのゆえです。

加えて薩摩藩士に慕われていて、記念像を建てんとして寄付金が集まった。

今もなお日本人に人気があり慕われて続けているのが西郷隆盛というキャラクター。

西郷隆盛(せごどん・さいごうたかもり)の肖像
ここにも犬が。でもちょっとオシャレ風

犬はなぜかお約束(笑)

薩摩犬は古くから薩摩の猟犬としてイノシシ猟で活躍していた。 西郷隆盛もこの犬を愛し、「ツン」という名前のメス犬をよくかわいがっていた

薩摩犬 – Wikipedia

西郷隆盛(せごどん・さいごうたかもり)の肖像
でっぷり感がある西郷さん

来年の大河ドラマは「西郷どん(せごどん)」ですね。地元鹿児島では「さいごうさん」と呼ばず「せごどん」と呼ばれている。

鈴木亮平さんは西郷さんを演じるには不利

主人公を演じる鈴木亮平さんは正直、あのキーワードを満たした顔ではない。

というか全く似てない人ですね。

鹿児島出身の山田孝之さんが一番似てます。

山田孝之さんは体格もウシジマくん演じたガッツリした巨体で、西郷さんに似てます。さすがの同郷です。

しかし、山田さんは知名度は高いものの、近年の深すぎるアウトローな役柄で、NHKとしてはヨロシクないと思われます。

で、いろいろあって鈴木亮平さんが抜擢された。

鈴木さん、体格はそこそこいいんですが、明らかに目が西郷さんとは違うじゃないですか。

だから似顔絵的には西郷隆盛じゃないんです。多くのドラマで西郷さんを演じたのは眼がパッチリ、眉太の九州的な顔立ちの方ばかり。中でも西田敏行さんの西郷隆盛が一番人気があります。

しかし鈴木亮平さんの役にかけるプロ意識と高度な演技はすごい。

俳優、鈴木亮平(すずき りょうへい)さんの似顔絵と映画「忍びの国」について

身体能力はとびきりいいし、役になりきるし、演技はいいし、今一番旬な俳優さんの一人です。今までにない西郷さんの「キャラクター」を作りあげてくれることでしょう。楽しみでなりません。

身体を酷使される方なので、健康には留意していただきたい。

鈴木さんはご自分の容姿の長所短所をよく分かっていて、その上での役作りをしているのでしょう。

西郷さんの伝統的な御容姿と存在感に憑依せんと…。