おっさんより若い女性の顔のイラストが人気
水原希子さんから役所広司さんのイラストをUPしたとたん、記事アクセスが半分以下になり(笑)みんなおっさんより可愛いお姉さんの方がいいのだな、と。
しかし、映画「関ヶ原」はオッサン大活躍の映画
徳川家康に扮した役所広司さんの似顔絵です。
イライラして爪を噛んでおります。
徳川家康は我慢強くない人だった
歴史クラスタには常識ですが、徳川家康さんはイライラしてくると、爪を噛むんですね。現代でもそういう癖のある人は多いですね。
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
は家康さんの辛抱強い性格をあらわす言葉ですが
徳川家康さんはもともと辛抱強い人であったわけでなく、むしろ人一倍イライラしがちなのです。
このイラチの爪噛みの癖といい
三方ヶ原の戦いでは焦って戦いに出て、大敗した。そのことから実は、家康はとても怒りっぽくイラチ(関西の方言で、せっかちでイライラしている性格の人)の人だといえます。
それがために自戒のために有名な下記の絵が描かれたわけです。
自分のイライラ癖が原因で失敗すると自覚しているからこそ、天下が取れたのであろう。しかしやっぱりこの癖は出て、この関ヶ原でもイラチの爪噛みの癖が出て
関ヶ原の大局にあたり
あの小早川秀秋が裏切るか裏切らないかで
焦っていてイライラするあまり、味方の兵を一人ぶった切ってしまったとか。
そのくらい、イライラしていたわけです。小早川さんが裏切らなければ戦に負けてしまうのイライラするのはしょうがないですが。切られた人はたまったもんじゃないですね。
ついにはイラチが高じて小早川軍に大砲をドーンと打ちこむ。大砲で脅して裏切りを促したのです。
「はよ裏切らんかい!われ~!」
というとこでしょうか。いやこれでは関西弁ですね。愛知の人なので
「おみゃーはよ裏切りにゃー!」
ですか。違ってたらすんません。
忍耐強いようでいて、ここぞというときに怒って脅すとか、緩急を使い分けてますね。まさに戦国の覇者、老獪なリーダーです。
狡猾で強い武将、家康
役所広司さんはそこんとこすごく上手く演じられて、凄みがあり非情でいて人間臭い家康像で素晴らしかった。戦場の緊迫感が家康を中心に盛り上がってました。
武将の人気としては家康さまはイマイチなんですけど。。
▼昨日遊びに行った岐阜県関ヶ原にて。
家康の陣地には人気がない…。石田三成や島左近の陣地は観光客があふれていたのに…。
勝った人は人気がない?!
綿密な戦略や狡猾な根回しといいやっぱこの人が天下を取るべくして取ったんですね。
イラチな武将を演じる役所広司の似顔絵
個人的に一番好きなシーンは、戦に熱中するあまり、オニギリをほおばり、米がバラバラ散らばっているところ。三河の武士らしい野趣があり下品な野望が爆発しているところです。
映画の原作者:司馬遼太郎さんの戦国史観はスタンダードですが山岡荘八さんの家康も有名です。