ロケンロールなあの方のイラスト
先週、樹木希林さんを描いたので旦那さんの内田裕也さんを。
樹木希林さんに続いて、早く亡くなられてびっくりしました。
津川雅彦さんといい、奥さんが他界されたら旦那さんが追うような感じになるのは切ないですね。。。。
ファンキーで存在感が強いおじいちゃん!
似顔絵を描くにあたっては、もちろんグーグル画像検索などを参考にするんですが
描いているときに、あまりの存在感にタジタジになりました。
このサングラスといい、髪型とシルバーヘアーといい。何よりもファンキーなファッションがすごい。
樹木希林さんも結婚生活が右葉曲折したようですが、お別れにならなかったのは、内田裕也さんのこの不思議な魅力を感じていたんでしょう。
若い時も相当なイケメンでかっこいい!
危ない魅力というのか、別種のフェロモンで、モテただろうな。内田裕也さん。
内田裕也さんはビートルズの前座も勤め、ジョンレノンとも仲良しだった。音楽性はどうか知りませんが…ロックを体現したような方です。
ブラックホール?内田裕也さんの存在感
人の顔を描くとき、その人のキャラにのめりこんで感情移入するたちなのですが(性格が顔に出てくるため)内田裕也さんは描きながらどんどんエネルギーを吸い取られるような感じになりました。
線描きしたあと、どっと疲れ、1000カロリーくらい使ったような…。
このままあっちの世界に引きずり込まれるのではwと思い、肉を食べて一息ついたことでした。
なんでこんなに強烈なんだと思いつつ、男性の高齢者が髪の毛を長くして白髪になり、サングラスをかけたらこうなるんですね。あえて、こういうスタイルを狙っていたのか、それとも無頓着で若いときの趣味のまま年を取ってこうなったのか?(高齢者は若い時の趣味やファッションをそのまま晩年まで持ち込む。もちろん私も。)神のみぞ知る。
関西、特に、大阪ではこんな感じのおじいちゃんが多いw 先日、天神橋筋でこの髪型でサングラスの方がいて、すわ!内田さんが生きている!とちょっとビビったことでした。
よく観察するとそういう派手は服装のサングラス、ロケンロールな御年寄は梅田でよく見かけます。
以前のような高齢者がみんな同じような着物で地味である、という感覚は古いですよね。特に団塊前後の方は、ロックの洗礼を受けているので派手な方が多い。今の若い人の方が地味なくらいでしょう。
しかし、高齢の方は年齢と共に顔の個性が出て、そこにサングラスをかけると、迫力が出て、強烈です。この内田裕也さんのように顔のイラストを描いていると、とても重圧を感じるタイプの方も少なからずいるのです。
肉を食って改めて夫婦の似顔絵を
タンパク質を脳に送りこみ、気を取り直し、今度は、樹木希林さんと内田裕也さんの色紙似顔絵を描く。
傘寿設定で、パープルのちゃんちゃんこを着た夫婦記念ぽいサンプル。
二人仲良しを意識したせいでしょうか?内田裕也さんは今度はコミカルでかわいらしくなったので、良かった。
樹木希林さんの自然な温かい存在感が内田さんを和やかにさせています。
天国でもこんな雰囲気になられているのでしょう。