戦国時代の映画がめじろおし!
既に映画「関ヶ原」が公開中です。非常に評判が良く、大ヒット中だとのうわさを聞くにつけ時代劇ファンの私はジリジリしています。
めっちゃ観に行きたいんですが、我慢してます。なぜかというと、毎年、関ヶ原に合戦時期(慶長5年9月15日(1600年10月21日))にかの地(まさに岐阜県関ヶ原に)に訪れるのが私の毎年の行事となっております。更には、まだ徳川家康の出身地である愛知県岡崎城に行ったことがない。
この「関ヶ原合戦祭」も毎年行ってます!▼鉄砲隊の演技もあったりしてすごいですよ!今年2017年は10月14日と15日!
その二つをクリアしてから映画「関ヶ原」を観たいものだ。今年の大イベントなだけにほいほいとアダおろそかに映画館に足を運んではいけないと意気込んでおります。
戦国の忍者映画は大ヒット!
いや「忍びの国」が気楽に観れるものという意味ではないのですが
「忍びの国」は、同じジャニーズが主人公であり、時期的にこの司馬遼太郎原作の映画「関ヶ原」の前哨戦(前座というキツイ見方もある)という位置づけだったんですね
しかし「忍びの国」のあまりの出来の良さに、歴史好きな人、ジャニーズファン以上に若い層に人気をはくしている。ついにはこちら京都でも9月半ばまでは上映されるというロングランヒットです。
私もなんと2回も観に行ったんですねww
小説の原作者の和田竜さんが脚本も手掛けたということで、非常にシンプルでいてキャラクターが役者と合っている。かつ史実にリスペクトがある、素晴らしい映画にしあがっているのではないか。
なので、あと少し、この忍びの国の登場人物を描いていきます。
落語家の登場人物のイラスト
落語家の立川談春さん演じた 忍者の親玉の一人。
この方の芸風、大げさな顔芸で、個性豊かな悪役で知られてますよね。半沢直樹など。
史実にもある、忍者の祖ともいわれる百地 三太夫(ももち さんだゆう)の役で登場。「忍びの国」では十二家評定衆(じゅうにひょうじょうしゅう)の一人で、主人公を陥れる悪役を外連味たっぷりに演じています。
大好きです。役柄の悪っぷりもたまらない。
私ももう40代後半のおばちゃんなんで、若い役者の水滴り落ちるようなカッコよさもいいですが、同年代以上の、中年の渋い感じ。落ち着いた重厚な芸を重ねてきた男っぷりにはひれ伏すしかありません!
この人の役柄、すごく悪いんです。でもその悪さがいいんですよ。
忍者という隠密集団を統率するにはこうしてきたんだ、でもこうするしかなかったんだという(ある意味老害の)練れた感じがすごく分かります。
はっきりいって狡猾でズルいんですw
そのワルさズルさを素直に悪く演じている立川さんが実にいい感じなんです。
忍者の頭目、百地三太夫とは?
一緒に鑑賞した歴女のSさんが九州は福岡の出身で、この百地三太夫(ももち さんだゆう)さんの子孫が今も九州にいることを教えてくださいました。現在、歴史学者さんだとか?ももじ、という呼び方だったんですが、血を想起させるのが不吉で、ももち、と呼ぶようになったとか。
この三太夫も有名な実在の忍者であり、小説や映画のテーマに沢山なっています。
あのアニメ・ルパン三世の登場人物の石川五右衛門の師匠が百地三太夫というのも有名な話。
他の映画で演じられた真田広之さんの百地三太夫も観てみたいですね!