女子高校生の制服が性の象徴に

いつ頃からでしょうか。セーラー服が聖なるエロ領域となったのは…

きっとこのお人からではないかと確信しております。

年配の男性の雑誌記事が物議をかもす

先週から美術館で若い人にナンパするお爺様のことが批判されています。

「ちょいワルジジ」を擁護する人がいない理由 – 網尾歩 (ライター)

ああ、私も何度も覚えがあります。ウンチクじいさんって美術館とギャラリーにいっぱいて、困惑し(殺意を覚え)たことが何度もありました。

私のようなオバサンでも遭遇して困った経験があるんだから、若い女性たちはいかに被害にあってるか推して知るべし。

外国では普通のこと?!

かの愛と恋の国フランスでは美術館は出会いの場であるとか

う~ん、ちょっと日本とフランスは事情が違うんじゃないかな。ナンパ行為がいいとか悪いとかでなくて

無知な(と決めつけ)若い女性にウンチクをたれてセクハラ行為を行う=恋愛

と信じ込んでいる価値観 それがいまや陳腐化している

その空気にまったく一切

中高年以上の男性が気が付いてないのが滑稽なのでは。おじいさんだから嫌われるんじゃないです。フランス人は若い女性老いた女性関係なく恋愛しますからね。

女性を尊重してください

この場合は若い女性にターゲットを絞ったストーキング・痴漢行為そのものだから

若い女性をバカにしてるから批判されているわけです。

女性、若い というだけで相当社会から抑圧されており(現在の若者の経済的困窮さを高齢者は知っているのでしょうか)ただでさえ団塊世代は時代の美味しいとこどりと思われ恨まれてるんだから…おじいさん そんなナンパしたらダメですよ。逮捕されますよ。

足長おじさんを気取るにしたって札束をもってるから足長おじさんは尊敬されるのだ。

ウンチクや説教、おしりツンツンなんてもってのほか おじいさんが愛されるのは性的な下心がないからです。枯れているから尊敬される。わずかでもスケベが垣間見えたらただの変態野郎です。

なぜオッサンは若い子が好きなのか

それにしても…

おじ(い)さんと若い女性!

という恋愛・結婚観・セックス観がなんでこうも日本人は好きなのか

AKBのような無垢そうないわばロリータギリギリの女性を好む

のはどうしてなのか。この文化はいつ頃から根付いたのか。

赤川次郎と薬師丸ひろ子のせいじゃないか

よくよく考え思い至ったんですが

うん、この角川映画に出ていたこの人があかんのだよ。彼女が諸悪の根源だわ。戦犯だw

薬師丸ひろ子さん 角川映画の最初の看板女優

薬師丸ひろ子の登場は映画界を震撼させた

すごい衝撃でしたよね。当時(同年代以上しか分からないか笑)

14歳で主演女優

今でこそ14歳のアイドル 未成年の女性がアイドルなんて珍しくもなんともありませんが

存在感 無垢さ 色気

 

デビューは「野生の照明」じゃなかった「野生の証明」です。

相手役はあの高倉健さんです

 

お父さんこわいよ…だれかくるよ…

無垢な声と純粋な瞳で高倉健さん演じる血のつながらない父に縋る少女

父娘なんだけどそのすがりっぷりがムキムキした健さんの腕と少女の剥き出しの色気がなんともいえない

もうドキドキする ああ…

角川映画で少女とおじさまとの恋愛が普通になった

たぶんね、今のおじさんおじいさんってこういう恋愛図式をひろ子で学んだんだと思うのよ。

こんなに可愛けりゃ、もう日本人は潜在意識にロリータの種を植え付けられるよ。

海外のロリータとは違うのよ。

セーラー服が起源なんだと思うのよ。日本のおじさんのロリ感って。

それを決定的にしたのがこの映画ですね。

もちろん「セーラー服と機関銃

 かいかん…

とあのひろ子がつぶやいて 機関銃をぶっぱなし、おじさまにチューをするあの衝撃的なラスト

へそが見えそうなこのセーラー服

おじさま役は渡瀬恒彦さん

昨日亡くなられました。

俳優:渡瀬恒彦(わたせつねひこ)さんの似顔絵

セーラー服と機関銃は主演女優を変え、何度もリメイクされました。橋本環奈さんのも記憶に新しいです。

しかし、ひろ子の可愛さには及ばない

「セーラー服と機関銃」の似顔絵

「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子の似顔絵(にがおえ)
泣きホクロとセーラー服とショートカットが日本を席巻した薬師丸ひろ子さん

それほどの存在感と衝撃だったのです。社会現象といってもいいでしょう。

おじさん&若い女性

の恋愛映画を若い頃に脳裏にたたきつけた

それが今の中高年以上の男性なのです。

セーラー服が大好きな日本の男性

その後、秋元康による「おにゃんこクラブ」などで「セーラー服を脱がさないで」と歌いまくったらその時代に若者だった 今の中高年男性がセーラー服とその中身に対する憧憬と執着を持ち続けるのは当然です。

つまり爺さんとオジサンは角川映画と秋元康に性欲をマインドコントロールされちゃったんだ。

オジサンと若い女性の恋

それはマスコミ、映画や小説の中だけのファンタジーなのですが、不幸なことに最初のイメージアップであったひろ子があまりにも可愛すぎたので現実を忘れてしまったのだ。

そして高齢になると前頭葉がおかしくなり、現実と妄想の区別がつかなくなる

でも小金と暇はもっているおじいさん ついには美術館で若い女性をナンパしようというすっとうきょうな行動に出るわけです。

つまりボケた自制がきかなくなったといっていい。

おじさんたちの脳には未熟でかわあいい女性を教えてあげて恋をしてって価値観が沁みついてしまっているのです。

だからこういうのをやっちゃうの、仕方がないというか、トホホ案件の気の毒な世代というか、悪気がないと信じている。

だがお爺様たちはひとつ忘れています。

渡瀬恒彦も高倉健も イケメンであることはもちろんですが

無口だったのです

昔のいいオトコは無口だった。

ただ黙ってヒロインを守り死んでいったオトコたち。セーラー服に殉ぜよ。

美術館で付け焼刃のオシャベリなんて絶対に絶対にしないんです。