アメリカ人の企業家兼お笑いのあの人のイラスト
席描きのサンプル(イベント時にディスプレイに飾る似顔絵のこと)の描きなおししてます。
半年もたつと、色紙も痛み絵柄も古くなるのです。
▼以前描いて、ずっと飾っておいたもの。(寸松庵サイズ)
サンプルは日々入れ替えが基本
あと、サンプルは絶えず更新するもの、という意識があります。(以前お世話になった大阪の似顔絵事務所は、絶えず競争の中にあり、皆が切磋琢磨してサンプルを更新されてました)
本来なら毎週数枚ずつ入れ替えるのがいいかなあと。
この絵を載せると集客が違う、というキラーサンプル(と私は呼んでます)があるのですが
それをずっと使い続けるのではなく、その絵がお客様に喜ばれた「なにか」(色?ディティール?)を考えて、次の絵に生かして技術をアップさせなくてはなりません。
ほんとにセンスが良くて上手で、個性(様式)が定まっていて、という人は更新する必要がないと思う。サンプルは芸術作品として、展示保管したらいいと思うのです。そういう方の絵はほんと輝いていて眩しいです。
一方、私は、この年でこんなパッとしない感じであるということ=(イコール)何もかもヤバい
精神面、技術面、健康面(?)において
ということに他ならないので(どれか少しでもマシならとっくに売れてるww)
理想としては若い人の十倍くらいのスピードでサンプルを更新するのがベストなんだと思うのです。
しかし、やってない(泣)
…こうして言い訳ばかりが長く上手くなるのも年寄の特徴です。
あの漫画の「バクマン。」を読んで、あの若者の熱血物語。あれらを菓子食べながら楽しむ時間はあるというのに、ページを閉じたら週末に遊ぶことばかり考えて
(´Д`)「でも私は〜だから!デキマセエエン」
と言ってしまう私がいる。
40年そうして過ごしてきたんですな。。。
意識が高いジェイソンさん
ああ、
この厚切りジェイソンさんの顔を描いていると、つい、そういう自己啓発的なことを述べたくなります。
おまえ、それでいいのか?今のままでそんなんでいいのか?
と日本の生ぬるい私たちに語り掛けているような気がするのです。
なんでこの人の顔をサンプルに描くかというと、毎週やってる京都の似顔絵イベント。その通りは外国人観光客が非常に多く通る。
西洋人の顔もいくつか描いておくと受けがいいので、ジェイソンさんを描くのです。飾っておくと、日本人外国人、老若男女問わず「あ〜ジェイソン!」と言って見てくれる人が多いので、良いモチーフだと思います。
お笑いもビジネスも全力投球!
ビジネス雑誌にもよく登場するこの厚切りジェイソンさん。飛び石で大学院に進学、IT企業の副社長なんですか、、、
芸人さんなんですね。
しかし、私、芸をされたところは一度くらいしか見たことなくて、雑誌で、何か提言をしている記事ばっかり見ます。
だからこの人を描いていると、仕事に対する姿勢について、ツラツラ自問自答したくなっちゃうんですな。
芸人と”IT企業の役員”という二足のわらじを履いておられるとか。
保有する株は”1億6000万”の資産価値…?
寝る時間に会社の仕事を。睡眠時間は2.3時間のみ。
などと、恐ろしいことが書いてあります。常人には出来ない血のにじむような努力の末、このような地位におられるのです。
一方、私はこの5年、睡眠時間を8時間を切ったことがありません。2、3時間の睡眠どころか、これほどまで寝ているくせに、起きている時間も無為にぼ〜と過ごしております。(ほんとに恥ずかしい毎日です)
それは、尊敬する故水木しげる先生が非常に睡眠を大切にされているということ。それを言い訳にしている。(睡眠を削るのがベストだとは私は思いません。以前睡眠を削った数年を送った後に健康を損ない本末転倒になったことがあるので。水木先生も手塚先生の夭逝も睡眠時間が原因だとおっしゃっていた。健康には睡眠だけでなく、もちろん食生活とか生活習慣ともかかわると思います。睡眠を削るなら食事や運動なども相当努力する必要があるでしょう。)
あれこれ言いましたが、理屈抜きに布団でぬくぬく寝てるのって楽しいじゃないですか。これ以上の娯楽はないと思うのですね。
色付け完成!厚切りジェイソンさんの似顔絵
しかし、この方は、睡眠時間2、3時間に削ってまでお笑い芸を磨く。
ジェイソンさん、金髪碧眼、ほんとに、西欧人のエリートって感じなんです。しかし、このおおげさな全身の身振り手振り、表情で、芸をする。芸をしなければ、ただの賢そうなお兄さん。
なんでわざわざ、、、と思いますが、きっとお笑いが大好きなんでしょうね。