ジワるキャラから順番にイラスト描きます
先週からNHK大河ドラマ『真田丸』の似顔絵を描き続けております。
じわじわくる順に…w
大泉洋さんの次に目が離せないのは、このカリスマ親父殿
真田昌幸でしょうな。
草刈正雄さん演じる真田昌幸役の似顔絵
今の若い人は知らんでしょうが
草刈正雄といえば、松坂慶子と並ぶ、
もう、キムタクなど足元に及ばないような水もしたたる美男
角川映画の「復活の日」とか。
真田太平記で幸村を演じていた。
今回『真田丸』で登場するのはもう運命ですわ。
もう、齢63歳でいらっしゃるというのに
あまりの男前っぷりに見とれて
主役たる幸村がかすんでしまう…(幸村はまだ15歳なんでしょうがないですが)
家族が襲われて危機一髪のとき、馬で助けにやってきた勇壮たるお姿!
涙がちょちょぎれそうでしたわ
カリスマ名武将として名をはせた真田昌幸
草刈正雄といえば、あの団塊=なんでも鑑定団世代を狙い撃ちする
「美の壺」というNHK長寿番組の案内役でも有名です。
ヒョウヒョウとしたワルおじさん?!の魅力
それがまた腹たつんですわww
団塊の方という役どころですからね、もうリタイヤして立派な家の中、大の大人がゴロゴロして
「ああ〜京都の寺で遊びたいなア」「江戸前の寿司食いたいなア」「すごい花が観たい」など
ぬけぬけしゃあしゃあほざいているわけです。
腹たつけど憎めないキャラとなって魅力をかもしている。
「美の壺」は、美術紹介指南とみせかけた、草刈正雄のアイドル番組です。
面白くて かなり観ちゃってますわw
それはたとえば
浮気したんかいアンタ キャバクラの名刺もあるし ホテルのレシートもあるやん この口紅の跡はなんやねん
とか証拠を並べて奥さんが問い詰めても
「…」と長時間だまりこくり
ぬけぬけ「取引先の女性が帰宅中に倒れちゃってね!慌てて休ませるためだよ!しょうがなかったのさ!そこに不思議なことにベットがあってね!うん、添い寝してただけ!!」
とかどうしようもない事を言い
その笑顔が「おそ松さん」の十四末そっくりだったりして
問い詰める側が根負けして、疲れて諦めてしまうという顛末の。
草刈正雄さん、キモが座ってんだかただのアホなのか
そういう不思議な存在感があるんですね。
この三谷戦国ドラマは、そういう草刈さんのキャラがすごく生かされた演出&脚本なんですね。
いつも汚らしい狸のような毛衣を着ています。空気読めない感あふれます。こんな毛皮を着ていても男前っぷりは増すばかり。普通なら、福島正則とか柴田勝家のような勇壮 野生キャラになっちゃうでしょう。
色をつけて完成!ミスター真田
先週なんて実に、ぬけぬけしゃあしゃあのうのう真田昌幸キャラが発揮されて素晴らしかった。
徳川家康が、いろんな証拠を並びたてて、真田昌幸を責めるんですよ。
認めたら、当然真田昌幸は死罪です。
草刈さん、どこ吹く風といった風情で切り抜けます。
丁々発止な緊迫感のあるシーンなんですが
草刈さんのポヨヨ〜ン的な男前の表情。それが真田昌幸の強烈な肝の据わりっぷり、大物感を増しておりました。
しかし演技があまりに自然である。わざとそういう緊迫感と隣り合わせのヒョウヒョウさを演技されていたのか?実は素で何にも考えてなくてそうしていたのか分かりません。
その抜け感は、晩年の笠智衆や高倉健さんの域に達しているような気もいたします。