8月に注目された二人の二世政治家

お二人とも衆議院議員なので、代議士さんですね。

自民党の若き二世政治家さんです。次期総理とも呼び名が高いこの二人。絶大な人気を誇ります。

日本は二世にあまり抵抗がない社会で、歌舞伎にしろ、血筋が継ぐのが当然のよう。政治の世界は、金がかかるので世襲で地盤を継ぐのが専ら。単に社会的に有利というのもありますが顔の遺伝子の要因も大きいです。

あ、あの子お父さんにそっくりやわ~よっしゃ応援するで~的な。

単に子供だから、ということだけではなく、その親は何等かの魅力があって当選しています。子や孫もそれを当然受けついでいるからこそ、彼等に魅力を感じ、期待して次期総理などと夢を抱きます。

私は似顔絵イラストを描く人なので、容姿を中心にそれを述べたい。

人は容姿が100%

大体、どの政党がどんな思想があって細かく投票しているかなんて一般庶民には分からないものです。たいてい、あの顔が好き、あの人感じいい、悪いで選ばれていることも多いもの。

派閥も、その人の容姿や佇まいに魅力があるから人が群がってリーダーに祭り上げ協力するのです。

河野太郎さん、小泉進次郎さん、お二人とも、今月、色んな意味で注目されたので、記憶にさらに刻まれたのではないでしょうか。

小泉進次郎…父譲りの甘いマスクと爽やかな弁舌

次期総理として高い人気を誇るのが、小泉進次郎さん。

「ポスト安倍」小泉進次郎氏が29%でトップ 日経世論調査

実際、こうも人気があるのに、この人の思想や政策への方針がどうの、なんて大体誰が理解しているというのでしょう。顔が親父に似て男前だからというのが世論の実情ともいえます。

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令和のおめでた、クリステルさんと小泉進次郎さんの結婚

結婚という、私用を、突然、それも官邸で発表というところが妙なトンチキ具合。

驚きのニュースではありますが「わ~すごいすごいおめでとうございます!!」っていうより「ま、おめでとうさん…」という毒気が抜かれた感が私はしました。

お父さんの小泉純一郎の突然何かやり始めて世論を掻き回す感じを彷彿とさせます。

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突然原発がどうのといってみたりする、掻き回し屋の壊し屋。ワンイシューの選挙で大衆の絶大な支持を得るが、ヤツの政策のせいで、今や若者の非正規雇用があふれんばかり。

お子様の小泉進次郎氏。小泉チルドレンとはかつていいましたが、この人こそ本物の小泉の息子です。

シャープな容姿。線の細さや、父以上のイケメンぶり、確実に遺伝子が顔に反映されています。

そして、父上以上の弁舌の上手さや爽やかさ。そこが人気のひとつです。つまり、なんとなく、の印象です。

イマイチ、何をどうしたいのか分かりにくい人です。リベラルのようなのかザ自民党なのか。

なんとなく、保守中庸自民にITを加味してみせた、NTTドコモのICTのCMのようなキャラに思えます。(先進的なふりをして保守的老人群に媚びを売る感じ)自民だし血筋だししゃーないよね。

上の世代と下の世代に挟まれ、現実の少子高齢化の現実と、派閥、票田の層、人間関係と根回し。

政治の汚れた世界で、年々苦労していて、若いのに前髪が後退しているのが気の毒。

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進次郎とあるので、次男に違いないのに、人にはえ?長男ちゃうの?と言われがちな小泉ジュニア。額が広くなりすぎて、30代なのに老けている。遊説で日に焼けてシワが増えているのも拍車にかける

俳優の兄は「ハズキルーペ―大好き、さ!舘さん!」と赤いトマトのナゾのシャツで愛敬を振りまいているのと対照的です。

なんでも、弟の新居に毎週お邪魔して楽しく過ごしているらしい。兄弟なのにどうしてこうもどこで違ってきたw

そう、この人、弟なんです。兄のがすっかり艶々と若く見えます。

奥さまのクリステル氏(氏とあえて書こう)が交際と妊娠を隠していたり、妙な自民に親和性のある寄り添い方といい(東京オリンピックのキーウーマン)年上だったりと、なんだか頼りないなあ、という印象だったのが変わるかもしれん。

クリステル氏の「かしこさ」「あざとさ」で支持率がアップするかどうか。

クリステル氏の顔はどちらかというと女子に反感を買うであろう造作なので、彼女の振る舞い方ひとつで進次郎が次期総理になれるかどうか決まるでしょう。(育休とればという意見もありますが、「なつぞら」同様、このケースは進次郎が妻の尻に今風にしかれすぎると票がバラけます。あの反感を買う顔のクリステル氏が保守的な上昇婚をして 内助の功、良妻賢母の醸し出すことで女性は溜飲は下げるでしょう)

結婚をステルス戦闘機のように隠してステルスしきったクリステル氏の賢さなら分かっておいででしょう。

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色々「あざとい」美貌だけ、と評価されがちの女子アナ、滝川クリステル。おじさま達の評価はいまだ絶大。

河野家の最後の希望か?河野太郎氏

ダービーみたいな言い方ですいませんが、総理になりそうでならない三代の政治家一族が河野派です。太郎さんは三代目ですね。

日韓関係が膠着するなか、毅然とした対応をする外相として人気をはくしているのが河野太郎さん。

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自分の名前でSNSをエゴサーチするのが有名な河野太郎さん 時計を揶揄され「竹ですが何か」という風にサラッと返したのが政治家としての力量を感じる

あまりにサラリと政治交渉の返事をするので、え、ヤバくね。ちょっと。と小心者の私はドキドキしましたが、

SNSで自分の時計をバカにしてくるアンチに対しても上手く返して人気を集めてしまうので、スルー力とか対応力とか大したもんだな、と感心した次第です。

口をグイッとランプのように「へ」にしているのは三代続けての河野家の顔の特徴です。

NHK大河ドラマ「いだてん」で、祖父さまの河野一郎さんが良い存在感です。

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「いだてん」にも登場した河野家の政治家、河野一郎。朝日新聞に勤めていた。

その次に登場したのが河野洋平さんです。私の時代は洋平さんに馴染みがありますね。

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口元の「へ」の形もそうだが、目の三白眼や眉の濃さが河野家に綿々と流れる遺伝子

容姿がちょっと怖かった。目がするどくて、眉が濃くて、河野派は強烈だとの印象があります。でも政策は少しリベラル寄りで現実的な部分が多く良かったと思いますが…。

その顔立ちの辺りが民衆の支持を得きれず総理にならなかった原因ではないかと推察します。

その点、河野太郎さんは、お父様にはない愛敬と品性があります。名前もいいですね。覚えやすいし、いまどき「太郎」!私の少し上の世代の方ですが、さすがに「太郎」という名前が少ないはずです。なのに、そのシンプルで強い名前にした人のセンスに驚嘆します。

小泉の息子河野家の孫、どちらが先に総理になる?

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どちらが先に首相になるか?!対照的な顔、二人の若手代議士、二世政治家。小泉進次郎、河野太郎。

細面とがっちり顔。テストステロン的には河野太郎さんがリーダー的、政治家向きです。が、女性は中性的な顔を好みますので、進次郎氏かもしれません。

この二人の並びは、斎藤佑樹と田中将大の対比とも似てます。

私は似顔絵イラストを描く人なので、あくまで「顔」の観点からアレコレ申し上げました。ご不快になったらすいません。

世相によってはN国の人や山本太郎に行くのかもしれません。あの顔は原始的なテストステロン顔(男性ホルモンが強い動物的なリーダーシップ顔)なので。